【遭遇一句  -2019】10/16~10/20

10/20

白樺を幽かに霧のゆく音か : 水原秋桜子

 

10/19

シンプルを煮つめてゆけば森になる余白にみつる秋はなほなほ : 伊藤粋子

 

10/18

悲しみのかたちに猫を抱く夜長 : 日下野由季

 

10/17

創生の秘密を漠とおもはしめキリストの胸に乳二つある : 葛原妙子

 

10/16

獣らの頭で甘え秋の暮 : 花尻万博