”楠音”でもりあがる句会も変

食句塾季刊誌春号の合評。
<写俳>コーナーで祇園の宵を歩く芸者の写真を
みて一句。
・楠音を忍ばせてるや春の宵 / をかし
甲斐庄楠音の絵の話題になったら、好きや嫌いや
振幅度の激しい反応。いずれにせよマイナー系偏愛
の連衆であることだけは確か。

・ひとつ知りたくさん忘れ豆ご飯 / 主水
・万緑の字ひとつ国一つ呑む   / 翠胡
古井戸やおんなの丈の藤の棚  / 磯菜=食句賞

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◆三足の欠けて斜泳のあおり烏賊 / 雨象