【遭遇一句  −2020】2020/05/01~05/05

05/05

夏来れば人しづまりて閑古鳥 : 夏目成美

〜5・5 立夏。

コロナ俳句ではありません。

作者は江戸後期の俳人。一茶の庇護者。

 

05/04

うたかたの此世を如何に思ふべき よき事とはそも何を云ふらむ : 川瀬巴水

〜『写生帖』第五十一号

*版画「麻生之夕」

 

05/03

陰嚢の骨かもしれぬ菫なり : 中山奈々

 

05/02

唐突にドラッグストアで干し草の香りをさがす感傷生活 : 佐伯裕子

 

05/01

逃げ水をちひさな人がとほりけり : 鴇田智哉