永井荷風 : 秋の日の髭剃る中に暮れにけり
南方熊楠 : ありがたき御世に樗の花ざかり
平賀源内 : 湯上がりや世界の夏の先走り
樗は処刑獄門台に使われた樹。熊楠らしい。
それぞれ変人・怪物・巨人のわりには、さらっと。
「詩歌は屁の如し」と源内は言った。
つくろうと思っていないときでも、
思わず出てしまうもののようです。
『巨人たちの俳句』
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◆負けた後に文句を言っても何の解決策にもならない
/ 川島正次郎