安藤榮作 個展  @ 勇斎

安藤榮作さんの個展。
福島被災から奈良に移住、
ちょうど10年目の節目。
半年前大阪での個展では宇宙俯瞰の視点が荘厳だったが、
今回は、当事者として
<fukushima>を語るべき天命が肝っ玉に。
社会的な怒り、祈り、加えて、流されてさすらうノマド魂、
それらの底流にユーモアとペーソス。
己を戯画化して他人を笑わせないと
気が済まない目線の低い姿勢は
誰かに似ている、、、そうチャップリンだ。
<モダンタイムズ>で文明をシニカルに笑い飛ばしたように、
<復興日本>を皮肉たっぷり辛辣に笑い飛ばす、
そんな「手斧」を振りかざしていって欲しい。
@ 勇斎
3月21日(日曜)まで