夏祭浪花鑑 千穐楽

昨日、吉野の弥助鮨まで出かけ、
<義経千本桜>の権太と酒を呑んで。
今日は、<夏祭浪花鑑>団七の見得に酔う。
ほんま大阪は水脈深いええとこや。

千穐楽。
織太夫、身体がやわらこう伸び上がって
自在な浄瑠璃語りのスタイル。
ギリシア悲劇の古代劇場に迷いこんだような
時空の渦。

三味線の藤蔵、
殺しの場面でいつ爆けまくるか、
今か今かと。
手数は少ないけれど、
押忍の呼吸が太棹に込められて、
これはこれで痺れました。