<お好みそば三昧>で3種類の蕎麦がえらべる。
やまかけ・にしん・鴨汁
おおかたのにしんの煮付けは甘辛く、その濃さが
また蕎麦とあうんやけど、ここのにしんは下卑た
ところがなく、風雅。さすが『かが万』系列。
もう一点、鴨汁のせいろが<あつもり>なんですね。
これで1500円。安い。
ただでさえ、蕎麦は全ジャンルのなかで
一番コストパフォーマンスが悪い。
つい先日も京都の若手新進蕎麦屋で、わずか30分で
4200円もとられて、おまけに早く帰れの合図に
冷房まで消された。あえて、名前をいわないが。
その京都の辺地にくらべれば、ここは北新地であり、
あのかが万の経営なのだ。
系列のおでん『万ん卯別館』は最高に美味いが高い。
それからすれば、みや玄の蕎麦も2000円は
とりそうなのに、これが不思議。
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◆震災忌向あうて蕎麦啜りけり
/ 久保田万太郎