【遊行一句  −2022】2022/04/26~04/30

04/30

春の夜にわが思ふなりわかき日のからくれなゐや悲しかりける : 前川佐美雄

 

04/29

長い長い行列の先は逃げ水 : 大塚気深

 

04/28

高山も低山もなき地の果は見る目の前に天し垂れたり : 伊藤左千夫

 

04/27

藤という燃え方が残されている : 八上桐子

 

04/26

さくらからさくらをひいた華やかな空白があるさくらのあとに : 荻原裕幸