【遊行一句  −2022】2022/06/21~06/25

06/25

白肌を針でつついて血を噴いて出来た血豆が日の丸である : 山田航

06/24

まだなにも叩いてゐない蠅叩 : 西原天気

06/23

ひのくれにおしえてもらったところへとゆきてしばしのふわとろをせり : 長屋琴璃

 

06/22

ぼんやりと夏至を過せり脹脛 : 佐藤鬼房

 

06/21

傍に居て 男のからだは暖かい見た目よりはずつと桐の木 : 河野裕子