玉三郎✖️鼓童

玉三郎✖️鼓童
 齢かさねることの円熟が
艶ます女方、にとどまらず
凄絶の域に向かうしかない生き方を
ただ見守る演劇の愉しみ。

女方役者の運命の皮肉は
日本文化の異形こそが本流でもある
摩訶不思議。
世阿弥の生涯にかぶさりながら、
当然、舞台は鼓童の若々しい肉体との
饗宴である。