新宮晋 : 世沙弥のベランダに設置したのは

新宮晋さん、豊中生まれ、
豊中市立文化芸術センターで

『豊中から世界へ』

世沙弥のベランダに設置したのは10数年前。
ゆらゆらと風まかせに光りながら。。。
春分の日を境に、日の出の太陽のエネルギーは
キラキラくるくると近隣のマンションの窓窓窓を
6時前から眩しく侵入しまくってえらい事態に。
ちょうど隣の尼崎では<家族乗取り連続変死事件>、
けったいな事件の頃。
前のマンションの住人からクレーム発生の気配あり。
急遽、新宮さんに連絡をとり、
羽根部分の光沢をメッシュ仕立てに修復。
ブローニュの森と淀川の住宅地区では
太陽の光や風の流れが、人間の感性にとどく様相が

違うものだとつくづく思い知らされました。

とはいえ、それ以後10年。小鳥の羽ばたきにさえ
微かに揺れるムーブメントに
前を通り過ぎる少年も見上げるのが
日課になっています。