【 タイム食句 ー2024】2024/02/16~02/20

02/20 

鳥肉のあぶらが紙袋越しに にじんで しみて  原罪を負う : 土岐友浩

02/19 

泊まる気で来よと白魚だよりかな : 布施伊夜子

02/18 

このごろのきみの話にうなずいてのどを流れる一瞬の寿司 : 山階基

02/17 

不機嫌な日は音のない台所 : 知らず 

〜『武玉川』1750〜1756

02/16 

いま少し気を落著けてもの食へと母にいはれしわれ老いにけり : 斎藤茂吉 

〜『暁紅』