【遊行一句 −2024】2024/04/11~04/15

04/15 

意外と大きいんだなってきみの足を近所の川のように見ていた : 伊藤紺

 

04/14 

春昼の顔見られつつ眼鏡買ふ : 森賀まり

 

04/13 

ゆらぐのは春の逃げ水、踏んでゆく人もおそらくは視たはずの水 : 魚村晋太郎

 

04/12 

春深し象舎の壁の罅長く : 東国原英夫 #象な一句

 

04/11 

三年を籠りゐて近隣の人の死も知らざりき死には音のなきゆゑ : 佐藤通雅