【遊行一句 −2024】2024/07/06~07/10

07/10 

手紙かく少女の睫毛ふるふ夜壁に金魚の影しづかなり : 吉岡実 〜『魚籃』

 

07/09 

きぬぎぬをみずすましにもなりすます : 桃化

 

07/08 

過去が役に立ちし時代のあるものか 濃く噛みあひて植物と雨 : 米川千嘉子

07/07 

目玉さへ点眼薬の涼を欲る : 關考一

07/06 

沢蟹がこんなにいるよ少年のいろんな形の臍がゆきかう : 江戸雪