<飲食一句 2026> 2026/01/16~01/20

2026/01/20

呼べば来る人たちが好き大鍋をあふれる湯気は顔をぼやかす : 山階基

 

2026/01/19

かもめ食堂空色の扉の冬籠 : 黒田杏子

 

2026/01/18

ゆうやけが胃の腑に満ちてゆくやうな酸やはらかき蜜柑を食へり : 千葉優作

 

2026/01/17

暮れてより京人参に燠のいろ : 佐藤郁良

 

2026/01/16

晩年はすでに始まり木守りの柿いつしらに消えておりたり : 大井学