<アートな一句 2025> 2025/05/21~05/25

05・25

骨だった。駱駝の、だろうか。頂で楽器のように乾いていたな : 千種創一

 

05・24

君は地球でひとり草笛吹けなくとも : 神野紗希

 

05・23

わうごんの立涌模様ゆらぎやまぬ水の底ひの女とおもへば : 恩田侑布子

 

05・22

蟻地獄までもバーチユアルリアリテイ : 後藤比奈夫

 

05・21

きみにしずむきれいな臓器を思うとき街をつややかな鞄ゆきかう : 平岡直子