<遊行一句 −2026> 2026/07/06~07/10

2026/07/10

天使魚の瑠璃のしかばねさるにても彼奴きやつより先に死んでたまるか : 塚本邦雄

〜『詩歌變』

 

2026/07/09

全員サングラス全員初対面 : 西生ゆかり

 

2026/07/08

白壁を隔てて病めるをとめらの或る時は脈をとりあふ声す : 相良宏

 

2026/07/07

余罪あるかに頭上より蝉時雨 : 友永佳津朗

 

2026/07/06

屋上は岬のごとし昭和から干されたままのずぼんはためく : 土井礼一郎