<飲食一句 2025> 2025/07/16~07/20

07・20

水はいらないけど水分が欲しくなる鯖の缶詰の汁舐めている : 川島結佳子

 

07・19

草の戸に我は蓼食ふほたる哉 : 其角

朝顔に我は飯食う男哉    : 芭蕉

 

07・18

収集車に拾われなかった空き缶にまでも抒情するのか君は : 中島裕介

 

07・17

柘榴の実言ひさしほどに口開いて : 大島雄作

 

07・16

だれも知らない滝のよう真夜中に遠く遠くで研がれる米は : 佐藤弓生