<遊行一句 −2025> 2025/08/01~08/05

08・05

同じ蚊に刺されて昼の情事かな : 曽根毅

 

08・04

逃げ回り続けた眼にはゆうやみの色がかなしいまでにやさしい : 松村正直

 

08・03

髭の先までごきぶりでありにけり : 行方克巳

 

08・02

徘徊老人を人工衛星に監視しゆくを「進歩」といふ : 小池光

 

08・01

父の魔羅大きかりけり水遊 : 柳元佑太