<アートな一句 2026> 2026/08/16~08/20

2026/08/20

死海附近に空地は無きや 白晝のくらき周旋屋に目つむりて : 塚本邦雄

〜『日本人霊歌』

 

2026/08/19

せとものの臓器が秋と共鳴する : 土井探花

 

2026/08/18

笑点の客席に映っていた父よ入れ歯で苦労したまま死にき : 藤島秀憲

 

2026/08/17

爽やかや線引くのみの幼の絵 : 杉口麗泉

 

2026/08/16

あまでうすあまでうすとぞ打ち鳴らす豊後の秋のおほ瑠璃の鐘 : 永井陽子