<遊行一句 −2025> 2025/08/16~08/20

08・20
いやあむしろ忘れるために今がある季節の外に合歓は咲いてて : 岡井隆

〜『鉄の蜜蜂』


08・19

ぶっ通しの愛を背高泡立草 : 夕雨音瑞華

 

08・18

降りますととなりの席にささやけり相対死を迫れるやうに : 大松達知

 

08・17

空蝉のオトナの甘さ3種類 : 八上桐子

 

08・16

漂泊のはてに日本にかへり来て生き行くもまたさすらはむため : 前田透