<遊行一句 −2025> 2025/10/01~10/05

10・05

いざよひの月のかたちに輪乗りしていにける馬と人を忘れず : 与謝野晶子

〜『常夏』

 

10・04

仕返しは兄がしてやる草の絮 : 吉田葎

 

10・03

慰めの詞も人の骨を刺す日とは知らずや默(もだ)あり給へ : 森鴎外

 

10・02

死骸や秋風かよふ鼻の穴 : 飯田蛇笏

 

10・01

なんかな、あなうんさあがなきながら、にゅうすよんでたことがあってん、 : 多賀盛剛