<遊行一句 −2025> 2025/10/06~10/10

10・10

人間を乗り継いでゆく神の旅 : 堀田季何

 

10・09

ふところに月を盗んできたようにひとり笑いがこみあげてくる : 永田和宏

〜『風位』

 

10・08

鳩尾に手のつけられないものがある : 樋口由紀子

 

10・07

歳月がひとに眼鏡を掛けさせてその外し方をぼくは覚える : 榊原紘

 

10・06

こほろぎの一夜滅びのこゑ激し : 馬場移公子