ミロは赤。
ミロは無垢。
ミロは宇宙。
バルセロナはとんでもない街です。
ガウディ、ピカソ。とてつもない巨人がいるんですが、
それでもミロが一番です。
街のど真ん中からケーブル電車で一駅。
小高い丘にミロ美術館。
意外に沈鬱。けっこう戦闘的。えげつないエログロ。
童画ファンタジィ、お星さんや太陽、月がきままにうかんで
青、赤、黄色の原色の夢の世界、といったきれい単純な
子どもの世界、ではありません。ちょっと認識不足でした。
しかし、それだからこそ、ますますミロのとりこになってしまいます。
仙崖和尚に○△□がありますね。
ミロはこれを記事にした新聞切り抜きを保存してたそうです。
また、70歳すぎての来日のとき、こう言うた。
<一滴の水、ちっちゃな石ころ、一握りの砂だとか、意味のないように
思える物に対する日本人の反応がとっても印象深い>
根拠はないけど、ミロをずっと見ていたら
赤塚不二夫のキャラクターがうかんできた。