<飲食一句 2026> 2026/11/16~11/20

2026/11/20

太葱の一茎ごとに蜻蛉ゐてなにか恐るるあかき夕暮 : 北原白秋

 

2026/11/19

さらに続く探査機の旅大根煮る : 徳永真弓

 

2026/11/18

火のにほひ孕む言葉を飲み込めばわたしのこころでは焼き芋も焼ける : 千葉優作

 

2026/11/17

しっぽまで赤くて人参身がもたん : 坪内稔典

 

2026/11/16

摺りおろす冬の生姜の香の勁し厨は過去世の地続きにある : 綾部光芳