『眼球譚』の少女と出会う

<カラー診断>をうけました。
肌の色で判断するようです。
黄色っぽい>>暖色系
赤っぽい >>寒色系
蠟梅みたいな気持ち悪い不健康な奴は
オレンジ。
高血圧で年中赤ら顔は、パープル系。
その程度のことでしょうね。

瞳の色もみましょう、といって覗き込まれた。
そのとたん、相手の診断師の女性の目ん玉が
真っ黒でおどろいた。
那智ののど黒飴みたい。
漆黒で色素の濃さにたじろいだ。
<黒い瞳>フェティシズム。
バタイユが『眼球譚』をかきはじめる動機は
こんな瞬間にあったのでは。

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【タイム食句】
なみなみとちあきなおみを江戸切子 : くんじろう