器のはなし。
30歳前後の作家がつぎつぎと現れる。
形、色、素材、技法。
自在で風とおしがいい。
いままではエライ先生の内弟子や修業時代を
経なくてはプロ作家にすすむ方法がなかった。
漫才の世界とおんなじ。
ダウンタウンがNEC1期生。
それからは師匠をもたないタレントの時代になった。
京都、小山登美夫ギャラリーで
沢田眉香子さんがキュレーションする企画。
大阪、アートサロン山木でイケヤン展。
いきのいい若手がそろっている。
青木良太、金理有、篠崎裕美子らは
すでに名前も売れ期待値も高い。
若さがもつ圧力を感じる。
しかしアート評価をのりこえ、
超ジャンルの芸術革命パワーにはこれから。
今回注目したのは、秋山はるか。
パイ生地をかさねた技法に、
生物系のテクスチャーもある。
千年時間の層と生態系のイメージ世界
の創造に期待。