臓器移植と寿命と未来について

臓器移植。
肝臓移植で生き続けている知人がいる。

6歳児以下脳死判定で臓器移植のニュース。
この分野は神の領域。
であると同時に年単位で外部意識がかわっていく。

『わたしを離さないで』
<1952年に画期的な医療方法が開発され、
1967年に平均寿命が100歳を超える>。
映画はこんなクレジットからはじまる。

臓器移植を前提としたクローン学校の
子供たちの設定。
1067年という数字はすぐに変更されて
SFは現実になる。

原作のカズオ・イシグロは、
繊細に少年少女のこころのゆらぎを
おっていくだけ。
歴史はハレの記録だけだけど、
ぼくらはしずかにケの日常のたまゆらに
はづかしがったり、おいしいといったり。