漂流する『日本伝統工芸展』

『日本伝統工芸展』。
毎年恒例、とはいえ関西の百貨店の会場は、
三越からそごう、大丸、イセタンと毎年漂流しているような、
印象がうすいだけなんか、
実体も重みをなくしているせいでしょうか。

先日の21世紀美術館の『工芸未来派』の放熱する
エネルギーはどうだ。
キュレーターの情熱が若手作家のパワーをどれだけ
ひきだすか、この違いは大きい。

テレビで一発芸人が雛壇にならんでいる。
「一発屋なんてゆわんといて。消えかけた伝統芸能ですがな」
「おまえ、うまいことゆうなぁ。せやけど誰がその伝統ひきついどんね」

真面目に伝統工芸に取り組んでいる若手のみなさん。
アホなことゆうてるテレビ芸人のほうが、
現代と格闘してまっせ。