食句塾。
新人加入。
兼題 : 焼く 星
席題 : 祭
・食パンは四時に焼けます散水車 : 翠胡
けだるい午後。日常のくりかえし。
「午前四時だと思った」。
「5時6時まで勤めているほとんどの生活者には、
こんな時間にパンが焼けようが水撒きに役所の車が
まわってようが全く関心がない」。
・水性と油性ぶつかる裸まつり : 磯菜
神輿をかつぐ褌男らに、水がじゃんじゃんぶっかけられる。
汗がこれでもかと噴き出している。
水と油をもってきたのは手柄。
<裸まつり>の6音がおさまりすぎて、
祭りの昂奮や猥雑さが消えているのでは。
<ワイルドだぜ>のスピード感が惜しい。