上原浩子は憑依された巫女だ

首まわりの大きさがグラスの蓋にぴったり。

でもこれじゃよっぽど長いコップでないとあかんので
垂れてるパート短いのんつくってね。
「お水ちょうだい」
「はい、どうぞ」

上原浩子の個展『鼓動』
テヅカヤマギャラリー。

ベルメールの球体関節人形のトラウマから離れられない作家が
多いなかで、上原浩子は独自の作家性を獲得したようです。

皮膚がなまなましい。
血管のリアリティにたじろいでしまいます。
生命体の不思議に憑依された巫女に見えてきます。