『大日本人』
『シンボル』
『さや侍』
松本人志の監督作品3作をまとめて観ました。
ストーリー性の映画ではなく、
美術よりのアートビデオ志向で、
松本が映像でやりたいものをはっきりと
うちだしていています。
テレビに制作でも結構意見を通してアイデアを
噴出しているので、全く意外というより、延長線上で
より観客限定の芸術へのジャンプを試みたのでしょうね。
第1作に、やはり挑戦状として、幾層にも日本人テーマの
レイヤーを重ねているのがよくわかります。
怪獣のフィギュアの完成度が高く、美術としての評価が
もっとあがっても当然。
「シンボル」は表現が遠慮しすぎで、
もっともっとシュールにならないと、あれではテレビで十分という
気がしてしまします。
北野たけしの映画とは、全くちがったベクトルをとってるのも
なかなか賢明ですね。