ことしはじめての<のれそれ>

<のれそれ>を食べました。
ことしはじめて。
このうすべったい透明感がうまいんです。
白魚よりもいのちの存在感があって、
どこか憎めない愛矯がそこはかとない味に。

白子の天麩羅を食べました。
あたりでした。
ほわほわ、ほわほわ。
白子は精巣。
卵巣もおいしいですね。
いくら、キャビア。

のれそれや白子をうまいうまいといって食っているのは
精子、卵子、幼魚。
生命の原初をたぐりよせたい本能がそうさせるんでしょうか。