『怖ろしい味』 : 勝見洋一

開高健の健啖に塚本邦雄のスパイスをふりかけた耽溺感

があり、谷崎潤一郎の食哲学を久世光彦が煮込んだコク

がひろがる。食うことは実の生理行為でありながら、形

而上の虚の世界に越境し戯れることで味わったといえる。

※詳しくは『食に関する本コーナー』をどうぞ