ボストン美術館展で、蕭白を。
京都国立博物館での蕭白ブームが
ついこないだと振りかえってみると
2005年ですから、もう8年。
若冲、蕭白ときて、等伯。
直木賞も『等伯』の安部龍太郎。
発表3月号に島内景二さんが評論を書いています。
源氏物語と短歌が専門なので意外。
個人的にも懇意だとか。
等伯の『松林図屏風』。
源氏物語を生んだ日本の伝統文化や血の絆を、
自ら作った新しい芸術の世界に吸収した。
等伯は伝統を殺し、伝統の遺伝子を組み換えることで、
昇華させた。
この画面から、人間と文化を変革する風雲が
立ち昇ってくる、と熱いエールをおくっています。