安田浩一と石井光太

ノンフィクションを、つづけて読みました。

『ネットと愛国』
安田浩一は1964年生まれ。
今回はネット右翼がテーマですが、
社会問題をとりあげて今一番骨があります。

『感染宣言』
石井光太は1977年生まれ。
『遺体』は震災での社会派ライターの動きのなかで
フォーカスの搾り方に彼の資質がもろにでていました。
『物乞う仏陀』『神の棄てた裸体』『絶対貧困』・・・
初期のレポートから石井光太という人間臭がなまなまと
たちあがっていました。
今回のテーマはエイズ。
取材される側の人間ドラマに迫る熱さ。
かれは、<はかな><あはれ>の闇をかいくぐっています。