『ブロンソン』

『ブロンソン』。

このところ、
『プッシャ―』3部作から、
ニコラス・ウィンディング・レフン監督に
はまりっぱなし。

『ドライブ』をふくめて、5作、
その全部が全部、登場人物が<悪>ばかり。

残忍、凄惨、狂気、ドラッグ、暴力のこれでもかの
連続でありながら、ストイックで聖なる空気がたちのぼってくる。
様式美であろう。
すぐに連想されるデヴィッド・リンチや北野武よりも
ピーター・グリーナウェイに一番テイストが似ているようにおもいます。
グリーナウェイにも<枕草子>を素材にした作品もありますが、
このレフンの映像処理の様式美には
けずりとって、あえて説明を排除する俳句的美学がうかがえます。
陰陽礼賛のごとき、モノトーンや画面の空白のこし処理。
それでいて、グリーナウェイとレフンには、
とてつもない欲望の過剰をちらちらさせるところが
たまらなくエロチック。

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