「~(前略)
短歌を挑発する作品は、これまでもたくさんあったと思います。
極端な話をすると、マルセル・デュシャンが男性用の小便器を
持ってきて『泉』と名付けたのと同じように、小便器を持ってきて
『短歌一首』と題を書けば、歌人はいやでも短歌 として
読み解こうとするものです」
『現代詩手帖』9月号
「詩歌トライアスロン」での光森裕樹さんの発言です。
美術の世界では常識で比喩としてだすことも無いけれど、
短歌批評でこのようなとりあげは新鮮。
なるほど、歌人は懸命にやさしく連れ添って
読み解いてくれるんですね。