新聞の見出しに
<阪大助教夫婦が無罪主張>
サブに<母暴行死で初公判>
たしか二日前にも
介護に母暴行死、無職の男を逮捕、の記事があった。
身近な友人が、去年暮に全く同様の状況で
1ヶ月近く勾留される事件に遭遇している。
このときも、新聞5紙に掲載されたときいている。
新聞掲載からうかがうだけでも、いまこの日本社会では、
毎日数件レベル以上の介護死冤罪事件が発生しているのではないでしょうか。
個々の詳細には百の状況があるとして、
些細な誤解や見解の相違で、ひとりの人生が
大きく狂わせられる。
図式は単純ではない。
肉親の介護、愛憎にだれが立ち入ることができるのか。
裁判で結審したところで、真相は当事者のこころのなかでさえ、
くらくたちこめるクラウドとして渦巻き続けるでしょう。