本棚の隅っこに平成11年『すばる』11月号。
雑誌をとりおくことはまず無い。なんでかな。
丸谷才一+大岡信+岡野弘彦
「三吟歌仙 花の大路の巻」が掲載されていた。
ちょうど、怪斗との両吟のさなか。
付けに詰まっていたので、よみかえしてみる。
岡野さんにふたりが折口信夫についていろいろきいています。
〜〜(前略)汽車の中なんていうのもあります。
柳田国男、土岐善麿、折口信夫の三人で巻いた、「東北車中三吟」ですね。
それと、電話で連句を巻くなんていうこともしてましたね。自宅で半歌仙
して、あと巻き上げようじゃないかというときに、旅館へ行って、別々の
部屋で、宿の電話でやりとりしたり。〜〜
オフ会で顔合わせに集まっても、なおかつ別々の部屋で電話で歌仙巻いた
というんなら、いまの携帯歌仙と進行具合は一緒。
やはり面突き合わせてると、一回ドツボにはまれば発想転換が難しい。
ちなみに、この雑誌上での三吟では、
1999・3・31 午後二時半〜七時
1999・5・7 午後二時半〜六時半
となってますから、半歌仙18句 4時間のペースですね。