食句塾
兼題 : 飴 首
席題 : 5月連休の嘱目詠 で
・大阪の飴弾丸より速し : 主水
おばちゃんのおせっかい、かえしの瞬発力。
速射砲のごとし。
・見つけたり猪首に似合ふカンカン帽 : りえこ
ちょっと上の世代。白ワイシャツで麻のスーツ。
粋な紳士がまだ生息できた時代のおはなし。
いまは月亭可朝だけ。その可朝もどこに消された?
・青楓青楓虚仮青楓 : をかし
風がまぶしい。緑が一日ごとに濃く迫ってくる。
虚仮おどしというには、一番縁遠い。
この季節の圧倒的な自然力に、
さかしらな虚栄が力なくはさまれている。
・人間を一頭と呼ぶ日みどりの日 : 磯菜
自然を言祝ぐ日。人類の歩みは正解だったのか。
人も獣も虫も花も共生する宇宙。
それが理想とすれば、人は奢りを捨てて、獣と同じ視線で
生きていこうよ。
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次回 6月例会
6月1日(第1日曜) 13時~
場所 : 八知亭
兼題 茶碗・ 電
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