・賀状では壊れたことに触れずおり : 主水

食句塾。

正月が記録的な大雪だったこともあり

・人の世の間尺に合わず雪だるま : 飛白
・犯人を匿うような雪化粧    : 案山子

おめでとうの年賀状ではあたりさわりのない近況報告で、
それで社会があやうく成り立っています。それが賀状の良さ。
ここ10年で日本人の人格そのものが壊れてきたこと、
壊れてることを自覚しながら生きている社会の構造を
さりげなく指摘した俳句が今回の食句賞。

・賀状では壊れたことに触れずおり : 主水

個人的におもしろかった句
・冬の夜のMの光りて犬の服 : 弥華藍

大象句
・祝箸去年の未必つまみだす : 大象
・酔うほどに編物男子約二名 : 大象
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次回 予定
1月18日(第3日曜) : 季刊誌 新年号合評会
2月01日(第1日曜) : 2月例会
<兼題> : 煮る ・ 嘘

会場 : 阿倍野 八知亭
時間 : 13:00〜

★ 新規入会希望者は、メールにて連絡ください。