1・25
なぜ人はこんなに笑ひたがるのかギャグの黄落つづくスタバに : 荻原裕幸
〜〜ラテの泡ゆれてるだけでもう涙
1・24
鮟鱇のくちびるらしき呑み込みぬ : 平石和美
〜〜わからぬ部位を目隠しで食う
1・23
恋人になりたいわけじゃないけれどふれたところが熟れゆく果実 : 稲泉真紀
〜〜うまいのは腐る寸前肉も実も
1・22
酢蓮根父のさびしいからだかな : 糸大八
〜〜あんかけ拒みやさしさ疎み
1・21
病む彼の留守に食べいる昼の食私は私に同情していない : 間ルリ
〜〜自分へのご褒美という寒気団