<対談 丹波新撮>

<対談 丹波新撮>
小川忠博 ✕ グザヴィエ・マルテル

古丹波を日仏の写真家が新たに撮りおろす企画。

グザヴィエは戦後の日本写真史を
「JAPAN 1945-1975」で フランス人企画として初めて
本格的に紹介した実績がある。

自然光の陰影でアプローチするグザヴィエの写真をみていると、
谷崎の提唱する陰翳礼賛の美意識は日本人固有の精神性というより、
蝋燭のゆらぎに憩う暮らし、焚き火や炎の呪術が支配する社会、
多岐にわたる民族の光と影の文化なのだとおもえてくる。