６・２５
几帳面な玉蜀黍だと思はないか ： 櫂未知子
〜〜歯をたてる按配舐める塩梅
６・２４
吸はるべきものにあらねばちさくあかくちくびふくらむ虜囚のをのこ ： 吉田隼人
〜〜大本の機能疑えばタブー無し
６・２３
こむすめを妬(や)きらうたけし絹豆腐 ： 筑紫磐井
〜〜ヴァージンオイルで奴を食うて
６・２２
時が過ぎ私が過ぎてゆくことを約束として大衆食堂（ロカンタ）の昼 ： 谷岡亜紀
〜〜ヌルヌルと柘榴ジュースが腕つたう
６・２１
兄弟の夕餉短し冷奴 ： 加藤楸邨
〜〜みょうが挟んで箸タイミング