１１・３０
荒星の匂ひのセロリ齧りたる ： 夏井いつき
〜〜スクラムの血が唇にあり
１１・２９
神様と契約をするこのようにほのあたたかい鯛焼きを裂き ： 服部真里子
〜〜尻尾まで愛とあんこは不平等
１１・２８
うすぐらいバスは鯨を食べにゆく ： 鴇田智哉
〜〜シーシェパードとまたすれちがう
１１・２７
パンケーキに十字を刻むナイフから伝わるなにか斬るやわらかさ ： 加藤治郎
〜〜朝な夕な食とセックスの死の儀式
１１・２６
宅配ピザのヘッドライトの中しぐれ ： 関悦史
〜〜除染土壌の壁黒々と