安原眞琴『東京の老舗を食べる』

『最後の吉原芸者四代目みな子姐さんー吉原最後の証言記録』
吉原文化を撮る映像作家であり江戸文学の研究者という
肩書の安原眞琴さん。
その女性の『東京の老舗を食べる』というガイド本である。
老舗ガイドならもう御免、となるが書き手に興味がある。

奇をてらってるわけでもなく、きわめて正統派の老舗紹介ガイドで、
ふつうならすぐに情報だけチェックして、ああほとんど新鮮味ないなぁ
で終わるところが、なかなか、ちょっと今度東京へいったときには
寄ってみたくなった。

同時に、ほとんど変化がなく行く気もしない大阪老舗のお店にも
そろそろゆっくり1軒づつたづねてみたくなってきた。