2026/02/10 古仏より噴き出す千手 遠くでテロ : 伊丹三樹彦 2026/02/09 エルニーニョのりもの酔いの語感あり神のゆめみるはるかなる沖 : 渡辺松男 2026/02/08
<アートな一句 2025> 2025/02/06~02/10
02・10 立ちつくす宝生閑の背を濡らし「鉢木」の雪吹き荒るる見ゆ : 松本典子 02・09 木の家のさて木枯らしを聞きませう : 高屋窓秋 02・08 絵がどこか変はりますわかりましたかあな
<遊行一句 −2027> 2027/02/01~02/05
2027/02/05 節分の鬼より湯上がりの匂ひ : 西山ゆりこ 2027/02/04 必要とされず今日も寝ている : せきしろ 2027/02/03 春寒き街を焼くとは人を焼く : 池田澄子
<遊行一句 −2026> 2026/02/01~02/05
2026/02/05 薬局の二階雀荘春浅し : 野崎海芋 2026/02/04 ライターとちいさな煙草きみが巣をこさえたように散らかる机 : 山階基 2026/02/03 フタをしめない主義な
<遊行一句 −2025> 2025/02/01~02/05
02・05 新たしき年の初めの初春の今日降る雪のいやしけ吉事 : 大伴家持 〜『万葉集』巻二十 02・04 春立や愚の上に又愚にかへる : 一茶 〜『文政句帖』 02・03 郵便受けに挟まった
<飲食一句 2027> 2027/02/01~02/05
2027/02/05 しらうをや灯の入る前の店に酌む : 山田真砂年 2027/02/04 香の物噛む音ばかり春寒し : 浅川芳直 2027/02/03 春待つや色麩ふたつのおかめそば : 小
<飲食一句 2026> 2026/02/01~02/05
2026/02/05 本当に楽しい飲み会のあとの楽しい頭痛ずっとつづけよ : 郡司和斗 2026/02/04 自販機のしる粉ごとんと春立つ日 : 菊田一平 2026/02/03 わたくしの食卓
<飲食一句 2025> 2025/02/01~02/05
02・05 卸しがねに大根付着や振れどふれど : 柳元佑太 02・04 さびしさの単位はいまもヘクタール葱あおあおと風に吹かれて : 大森静佳 02・03 まつくらな山を背負ひぬ薬喰 : 細川
<アートな一句 2027> 2027/02/01~02/05
2027/02/05 魚影まだ素描の淡き冴返る : いのうえかつこ 2027/02/04 猥談も鼎談も梅咲くところ : 河村正浩 2027/02/03 立春大吉机の隅の不易糊 : 杉浦圭祐 &
<アートな一句 2026> 2026/02/01~02/05
2026/02/05 色鉛筆が折れてばかりゐる春がくる いつそあつまれやはらかきもの : 笹原玉子 2026/02/04 春を待つ腕立て伏せの腕立てて : 松下道臣 2026/02/03 北