04・10 春の死を鳥の遺した羽根で弾く : 依光陽子 04・09 ビートルズの蝋人形と歓談を望むならきみも蝋人形に : 我妻俊樹 04・08 涅槃図に蛇蝎加へて悲しめり : 阿波野青畝 &n
<遊行一句 −2027> 2027/04/01~04/05
2027/04/05 物流の激しくありぬ朧の夜 : 岡田由季 2027/04/04 夜の桜裸形を洗うしごとかな : 金原まさ子 2027/04/03 ゴジラも踏みどころなし花の山 : 夢枕獏
<遊行一句 −2026> 2026/04/01~04/05
2026/04/05 雲は春ベンチの端に猫がいてオレとの距離を測っているか : 坪内稔典 2026/04/04 大揚羽教師ひとりのときは優し : 寺山修司 2026/04/03 さよならのむこ
<遊行一句 −2025> 2025/04/01~04/05
04・05 蔦の芽やどこへ行つてもいいらしい : 野口る理 04・04 ああたぶんこれではないと気づいてもこれしか知らない求愛ダンス : くろだたけし 04・03 戦争と戦争の間の朧かな :
<飲食一句 2027> 2027/04/01~04/05
2027/04/05 花待てとはつ筍のとどきけり : 久保田万太郎 2027/04/04 口中に舌やわらかき桜かな : 月野ぽぽな 2027/04/03 春愁や天津丼の匙厚く : 阪西敦子 &
<飲食一句 2026> 2026/04/01~04/05
2026/04/05 炊き出しの最後はカレー春満月 : 佐々木潤子 2026/04/04 なまごみのピンクの袋に落とししはわが顔に似る伊予柑の皮 : 坂井修一 2026/04/03 春の暮和紙
<飲食一句 2025> 2025/04/01~04/05
04・05 朝の食(け)に一杯の金胡麻牛乳(ミルク) 玄関に耶律楚材またせて : 桃化 04・04 純愛や浅蜊に砂を吐かせてゐる : 山下つばさ 04・03 ほたるいかまるごと呑みしわがからだ
<アートな一句 2027> 2027/04/01~04/05
2027/04/05 おぼろ夜や浮名立ちたる刺青師(ほりものし) : 日野草城 2027/04/04 春闌けてピアノの前に椅子がない : 澤好摩 2027/04/03 ポケットにいつの半券鳥
<アートな一句 2026> 2026/04/01~04/05
2026/04/05 逢はむ日の鏡まぶしき蝶の昼 : 鷲谷七菜子 2026/04/04 もう取っておいても仕方ないけれど総入替えの春の台割 : 山階基 2026/04/03 風船になつてゐる
<アートな一句 2025> 2025/04/01~04/05
04・05 戦中もムーラン・ルージュに通いいし茂吉に見せたしアイドル歌会 : 笹公人 04・04 火星にも水や蚕の糸吐く夜 : 相子智恵 04・03 ナショナリズムを煽るサッカー嫌いにて炬燵に