12/31 激憤のつめたい仏たちの部屋 : 岩田奎 12/30 大鐘をヤンキイと衝けりその音はをかしかれども大きなる音 : 森鴎外 12/29 ネアンデルタール以来なる鬱冬籠 : 小澤實 &n
「七味五悦三会(しちみごえつさんえ)」
江戸時代の人々は除夜の鐘を聞きながら 「七味五悦三会(しちみごえつさんえ)」を振り返りました。 今年初めて食べた美味しい物が七つ、楽しかった事が五つ、初めて会った人が三人 いれば「今年はいい年だった」と喜ぶ
【遊行一句 −2024】2024/12/21~12/25
12/25 切株の雪払ひ除けしばらくを坐りをらむに尻(ゐさらひ)は冷ゆ : 佐藤道雅 12/24 つま先を時々出して雪見風呂 : 大木雪香 12/23 君からの留守番電話きくときに受話器は地軸
【飲食一句 2024】2024/12/21~12/25
12/25 妖精は酢豚に似ている絶対似ている : 石田柊馬 12/24 ひとつ歯の欠けたるをてのひらにのす歯の燃えあがるさまをおもひて : 渡辺松男 12/23 遠火事やへしこ一切れ残る皿 :
【 アートな一句 −2024】2024/12/21~12/25
12/25 吊られたる大筆売れし十二月 : 津川絵理子 12/24 老人はグランドピアノの光沢の一部となりて眼を瞑りをり : 近藤由宇 12/23 かせぎ居り春の歌舞伎座たのしみに : 伊藤た
【遊行一句 −2024】2024/12/16~12/20
12/20 セーターに保護犬を抱いて次女帰る : 浅田咲也 12/19 どくどくと笑う血管もっていた冬には硬くなる蝶々も : 山崎聡子 12/18 手で顔を撫づれば鼻の冷たさよ : 虚子 &n
【飲食一句 2024】2024/12/16~12/20
12/20 雪風の吹きすさぶ夜のキッチンに蜆のうちあくる出生譚 : 渡邊新月 12/19 ことんことんと海鼠が階段おりている : 金原まさ子 12/18 にぎやかに釜飯の鶏ゑゑゑゑゑゑゑゑゑひ
【 アートな一句 −2024】2024/12/16~12/20
12/20 ヴァイオリンの弓に切れたる一すぢをかれ毟り捨つ第九たけなは : 恩田英明 12/19 この暮も落語に泣ける夜空かな : 栗原修二 #落語な一句 12/18 ほんとうに夜だ 何度も振
【遊行一句 −2024】2024/12/11~12/15
12/15 縞馬は決して調教されぬという抗うことの美しさあれ : 松村由利子 12/14 人間に繋がる電話冬温し : 波戸辺のばら 12/13 まだいいからおまえが鴉だつたときにみたのことを話
【飲食一句 2024】2024/12/11~12/15
12/15 あれを混ぜこれを混ぜ飢餓食造る妻天才 : 橋本夢道 12/14 なんでこうつららはおいしいのだろう食べかけ捨てて図書館に入る : 雪舟えま 12/13 大根に鬆が入りしごと寒き街